料理工房 ＩＣＨＩＫＡＷＡ

中国の春節をお祝いするイベントが横浜中華街などで行われていますね。

中国でお祝いのときに登場する縁起のよい食べ物に「八宝飯」という温かいデザートがありますが、
日本ではあまりなじみがありませんよね・・・
（四川料理の有名店「重慶飯店」売店などで購入できるようです）

その「八宝飯」、先日初めていただく機会に恵まれました〜


埼玉県東松山市にあるCHINESE RESTAURANT、『料理工房 ＩＣＨＩＫＡＷＡ』。



元辻調理師専門学校の教授をされていた市川友茂氏のご自宅を兼ねた、
ウッディな建物のレストランです。

玄関の扉を開けて靴を脱いでスリッパに履き替えると、
そこは太陽の光がふりそそぐ明るいダイニングとオープンキッチン。

1日1組限定の完全予約制なので、まるで知り合いのお宅に招かれたみたい・・・

市川氏は2000年に中国料理世界大会点心部門で銀賞受賞した経歴もお持ちの方。

以前ご紹介の「参考にしている料理本」のひとつ「フレンチ・シンプルレシピ」の著者である、
川上文代さんの先輩でもあり、川上さんのブログでも紹介されていました。


そして今日、2ヶ月ぶりに再訪。

前回と重なるお料理はありません。

今回いただいた中国茶はオリジナルブレンドの菊花八宝茶、
氷砂糖が入っているのでほんのり甘く、花びらが開いた様が美しいお茶でした。




以下はカメラを持って行った前回のときの様子です。（今回は遠慮しました）

□中国茶

龍井（ロンジン）茶、飲みやすい緑茶。



ラー油、マスタード、オイスターソース。



□小食（活ミル貝と黄ニラの米粉クレープ蒸し）

ミル貝の歯ごたえとクレープのもっちりした食感の対比が楽しめます。



□前菜四種（和牛肉の煎り焼き香味ソースかけ、干し貝柱と紅芯大根の山椒油和え、
揚げワンタンのマヨネーズソース仕立て、南部鶏肉の台湾風醤油煮チンピ風味）

お庭でとれたモミジが花を添える1皿ですが、
揚げたての揚げワンタンが味もさることながら形も素晴らしかった！



□真たら白子の甘辛揚げ炒め

中央上に写るニンジンのお花は川上さんのこちらのブログでも紹介されています。

美しい野菜の飾り切りが華やかなお料理でした。



□姿フカヒレの上海蟹味噌煮込み

丁寧にもどされた立派なフカヒレを上海蟹のいちばん美味しい部分とされる蟹味噌で味付け。



□宮城県産カキのニンニク風味蒸し

ニンニク風味のたれがかけられたカキの茶碗蒸し風。



□手長海老のチリソース仕立て

鮮度の良い手長海老は食感もバツグンでした。



□佐賀関鯛の蒸しもの冬菜風味

鯛を1尾まるごと蒸したものを見せていただいた後、それぞれに取り分けてくださいました。



□キヌガサ茸と蒸しアワビ入り汁そば

透き通ったあっさり味のスープのしみ込んだキヌガサ茸とアワビの食感が◎。



□もち米のデザート金木犀風味

「八宝飯」のキンモクセイ風味。

もち米に包まれたこし餡、お庭のキンモクセイを使った香りのよいシロップ、ドライフルーツ・・・
さまざまな甘みのバランスがよいデザート♪



美しく磨かれたロイヤル・コペンハーゲンのオリエンタル調の食器が、お料理をさらに引き立てます。

コース料理のお値段は8,000円〜。

このときいただいたのは20,000円のお料理でした！（もちろん自腹では行けません・・・）


「料理工房 CHINESE RESTAURANT ＩＣＨＩＫＡＷＡ」
埼玉県東松山市下野本1637-9
0493-25-2261



＜2010年12月訪問＞


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